本来建築において意匠(デザイン)と構造は切り離すことができませんが、その業務量の多さからしばしば意匠と構造は別々の建築士が設計し、実態として分業のようになる場合があります。
意匠と構造の連携がうまくできていないと、構造的に実現不可能なデザインを基軸として計画が進行してしまったり、構造計算には現れない変形や損傷が発生する恐れのある設計となってしまうことがあります。
特に木造建築は構造の補強方法や入手できる建材のサイズなどに限りがあるため、意匠と構造の連携はRC造や鉄骨造と比較すると更に重要であると考えています。
そのため弊社では初期設計から実施設計まで一人の建築士が一貫して担当することで、意匠設計・構造設計それぞれのフェーズで相補的な設計提案を行っています。
一人の建築士が意匠と構造の双方を理解しているため、ご相談に乗れる範囲や請け負える業務の幅が広いことが特徴の部門となります。
本部門は意匠設計や申請代行等も請け負っていますが、設計事務所としての一番の特徴は母体がプレカット工場であることです。
通常の木造新築計画の流れに沿って計画が進む場合、構造設計事務所による構造設計が完了した後にプレカット工場にてプレカットの設計・見積が行われます。
構造設計において柱や梁などの構造材は応力に対しての安全性という目線で計画されますが、プレカットにおいては材料の入手可否や物理的な納まり、施工性などを重視して計画します。
そのため、構造設計者とプレカット工場間の打合せは避けることができず、場合によっては構造設計の変更が発生するケースもあり、両者の調整は双方にとって負担となっていました。
弊社の構造設計は初期の段階からプレカット部門と連携して行うため、後々のプレカット関連の問題発生を防ぐだけでなく、構造関連の調整はニッショウ内で完結されるメリットもあります。
土地選びのサポートから基本設計・実施設計・工事監理までを一式でお請け致します。
基本プラン作成
工務店様向けにボリューム出しやお客様へのヒアリング・初期プランの作成をお請け致しています。新築計画の土地選びや、難度の高い計画を行う場合にご相談ください。
意匠図作成
各種意匠図の作図をお請け致します。
構造設計
意匠図を元に適切な材料の選定・構造計画を行い、構造計算書の構造図を作成致します。プレカット計画の検討も同時に行うため、構造設計⇔プレカット間の調整は弊社で完結致します。
壁量計算
令46条に基づく壁量計算とN値計算を行います。
構造図作成
構造計算を行わない場合でも、構造図のみの作成を承っています。スパン表とプレカットの経験に基づき、安全性と施工性に十分配慮して計画致します。
地盤改良の計算
既成コンクリート杭等の柱状体で地盤改良を行う計画の場合、個別に地盤改良の計算を行います。
確認申請代行
木造建築の建築確認申請代行を請け負います。申請図・法チェック・申請書を弊社にて作成し、確認済証の取得までを行います。
各種申請手続
弊社に確認申請代行をご依頼頂いた物件について、性能評価・省エネ法届出・長期優良住宅等の各種申請を承っています。
微動探査を行い、地盤の振動特性を把握します。（建築基準法上の地盤調査ではありません）
・地盤安心住宅
（SS地盤調査→解析→補償）
・地盤セカンドオピニオン
（解析→補償）
・地盤安心住宅PLUS
（SS地盤調査+簡易液状化リスク判定→解析→補償）
・地震eye
（微動探査調査→解析）
・地盤安心マップPRO
（地盤情報マップサービス）
ニッショウがこれまでに承った
建築設計の実績一覧をご紹介します。
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